イチローってカッコいいよね。
動きに美的センスがある。
しなやかで強い。スピードで柔らかい。
さすがっす。
試合前、試合中のイチローを見てると、柔軟とランニングを丁寧にやっていることに気がつくよね。
柔らかさとバランスを大切にしている。
あとは独特でいることに恥ずかしさを感じないっていうのも大事なポイントだと思うんだ。
マッチョな大リーガーの中で細身な東洋人、振り子打法という独特なバッティングフォーム。
普通なら周りに合わせにいっちゃうんだよね。
大リーガーはみんなデカいから筋トレしまくってマッチョにならなきゃ通用しないんじゃないか?
こんなバッティングフォームなのは自分しかいないからダメなんじゃないか?
そんな不安を覚えることってあると思うんです。普通は。
今やってることが正しい道だとほぼ確信はしてるけど、周りの人達と違ったり諭されたりするとブレてしまうことってありますよね?
結果が芳しくないこともあるでしょうし。
手本にしている人が自分のやってることと真逆な事をやってたりもするし。
例えばバッティングで言えば天才打者の落合博満は軸足を後ろにしてる。
でもイチローは軸足を前足にしてるわけです。
これはバッティングフォームが真逆ですよね?
しかし自分にとっては自分のやり方が正解だと確信しているという状況。
これを信じて努力し続けられるかが大切なんですよね。
成功者に聞くと、成功に対するアプローチや形が違うことってよくあるんですよ。
結果として「打てる」ってことが大切なんです。ダウンスイングでもレベルスイングでもアッパースイングでもいいんです。打てれば。
プロ野球で活躍してる一流のプレイヤーはみんな形が異なります。
長距離打者だから、アベレージヒッターだからっていうわけではなく、同じ長距離打者でもフォームは異なるわけです。
体つきがほぼ一緒で同じアベレージヒッター同士でもイチローは他の選手とは異質のバッティングフォームをしていたわけですから。
当然、コーチからはフォームを直されることもあったと思います。
その時にどう振る舞うのか?が大切です。
イチローの場合、一旦コーチのアドバイスを聞いて試してみるらしいです。
その上でそのアドバイスが自分に合わなかったら採用しないという判断をくだすわけですね。
この姿勢が大事なんです。
〇〇さんに教えてもらったことをやらないとまずいかな〜?
と相手の顔色をうかがいながら野球をしてちゃダメってことです。
正解があるようでないものなんですよ、世の中って。諸行無常ですから。